Q.「鰶」の魚の名前は

魚偏に祭と書いて「コノシロ」と読みます。祭りの字がついているのは、祭りの御馳走として出される「コノシロ寿司」「江戸前寿司の代表的握り」として使われ、祭りには欠かせない、祭りの時に食べられる魚だからです。神様との縁も深く、富士山山頂にある「コノシロ池」は祭神木花咲耶姫の眷属である「コノシロ」が棲んでいるのとの説があり、姫神に言い寄る風神の求婚を欺いた魚として登場します。

鰶(コノシロ)鰶(コノシロ)

江戸時代の武士はこの魚を忌み嫌っています。すぐ腹が割れる事より「腹切魚」と言われ、実際に切腹される武士が最後に食する魚でもあったようです。

「コノシロ」は「子(こ)の代(しろ)」とも書かれ、出産した赤子が健康に成長しますようにとの願いで「コノシロ」を地中に埋める風習がありました。昔は生まれたばかりの子の死亡率が高かったので、生まれたばかりの子が早死にしない身代わりの呪いでもあったのです。

伊勢湾は「コノシロ」が沢山獲れます。「コノシロ」は出世魚と言われシンコ、コハダ、ナカズミ、コノシロと成長の度に名前を変えていきます。端午の節句前に魚市場に行くと並んでいたので孫の為に150匹計買ってきて酢〆、干し魚にしました。孫のために買ったものが、爺の晩酌のつまみとなっています。5月5日の端午節句祭には参加者皆様に酢〆を食べて頂きました。

鰶(コノシロ)の酢〆鰶(コノシロ)の酢〆

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[更新日]  永川辰男

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