5月5日の端午節句の薬猟の日を期して、日本国内、世界中に蔓延しているコロナウイルス撲滅の悪疫退散の「疫病神祭」を夕日の降ちを見計らって斎行。一週間前から「青柴垣の船」「柊の鉾」「五色弓矢」「諸々の御幣」等の作成。赤の御幣は「疫病神」黄の御幣は「煩主神」。上段に祀る神は本日の主祭神三座。その前にいるのが疫病神を送る主祭神の従者。いわば導きの神。
式次第は古伝伝承に準じて、先ず①「斎場忌火清祓」、②「主宰神三座の神が疫病神、煩主神を使いとして告り上げ奉る神事から入ります」、③「祝詞奏上」「河瀬の祓詞奏上」、④「三種禊祓詞奏上」、⑤「白川家伝承中臣大祓詞奏上」、⑥「五色弓矢神事」、⑦「国土八方清祓」、⑧「疫病神・煩主神と従者を船に動座」、⑨船の前で「祝詞奏上」。午後4時過ぎ揖斐川河口移動、⑩河口にて「吹き送り神事」「大祓詞奏上」「後手神事」(呪文奏上)。午後1時から初めて午後4時までかかる伯家神道として伝承されている「疫病神祭神事」です。
「玉鉾会」には高浜清七郎から伝承されている和学教授所直伝の神事が数多く伝承され、神伝伝承を守る唯一の会です。この日は、当日桑名道場へ来れなかった全国の「玉鉾会」同門の人達もそれぞれの個所で祭典時刻に合わせて国の大祓いを上げて頂きました。逸早く悪疫退散して平穏無事な生活に戻って頂きたいと願う国の大祓いです。